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ベトナムの女性、ベトナム人の花嫁として中国へ誘拐

ベトナム女性、花嫁として中国へ誘拐

17歳の高校生のリンは、1年間の付き合いのある友人とその家族と共に、Muong Khuongに向かう途中、リンは誘拐されて中国に連れて行かれ、彼女は見知らぬ人と結婚することを余儀なくされました。リンは、友人とその家族が中国へ女性を紹介するブローカーであることが、後に分かりました。

中国に送られたリンは、自分自身が強姦されることに恐怖を覚え、中国人の妻になる他、選択肢はありませんでした。リンは、中国人の彼らが言うことに従わなければならならず、場合によって殴られることもありました。リンは中国人ではないため、中国人らは何も恐れずにリンへ暴力をふるいました。

ハノイから北西の田園地帯の高地では、リンのような、ベトナムの若い女性が驚くほどの速さで姿を消しています。若い少女の多くは、中国へ誘拐され、人身売買業者らによって、ビジネスの対象とされています。

ベトナム人女性の中国への誘拐は昔から

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ベトナムのモン族の間では、「妻のひったくり」と呼ばれ、昔からよく知られています。ベトナムと中国は長い山岳地帯として国境を形成していますが、人身売買業者は村からベトナムの少女を奪いに、国境を越えてベトナムへ入国します。ハノイに本拠を置く慈善団​​体Blue Dragon Children’s Foundationによると、人身売買では多額の稼ぎが得られるため、この流れが止まらないと指摘しています。

ベトナムの公安部によると、2012年から2017年の間に、主に女性と子供を含む3,000人以上が人身売買されました。しかし、これらはあくまで公式な数字であり、実態としては何倍もの被害があると推測されます。

ベトナム人の女性が連れ去られる理由は、ベトナムの貧困

国連開発計画(UNDP)のカントリーディレクターのCaitlin Wiesen氏は、ベトナムは労働搾取、性的搾取、強制結婚の根源として指摘しました。Wiesen氏の見解では、ベトナム北部の地方は、貧困、教育水準が低く、仕事が少ないため、なんとしても稼ぎを得たいという人が多く暮らしています。その中には、ブローカーの報酬に魅了され、悪質なエージェントとして人身売買に協力する者がおり、多くの被害が生じています。エージェントは、人身売買を行うために、何週間から何ヵ月と時間を使い、対象に近づいてくる者もいると指摘しました。

10代の若者から高齢の方まで、何歳でも誰でも、人身売買業者へ手を染める可能性があります。人身売買業者と関係を作り、中国へ移管前には、対象と休暇を取り旅行と称して勧誘してくるでしょう。

リンの場合は、ベトナムで最も貧しいラオカイ地域の1つBac Haでは、村人の主な生計手段は農業です。その地域の一人当たりの収入は、ベトナムの平均年収の約半分で、村人の多くは貧困のサイクルから抜け出せずにいました。リンは騙され、中国の人身売買業者のビジネスのツールにされ、彼女が気づいた時には、人身売買として既に被害にあった時でした。

ベトナムから誘拐された女性、リンとギャン

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19歳になったリンは、家族となった中国人から頻繁に暴力を振るわれ、言われることに従う他なくなってしまっていました。あらゆる屈辱から抜け出せず順々になったリンを救ったのは、彼女の父親でした。リンの父親は、リンが姿を消してから、何年もリンを探し求め、ついに中国の雲南省と突き止め助け出すことができました。

リンの他に、16歳で誘拐されたギャンの経験です。ギャンは、ベトナムの地元の市場に出かけたと時に誘拐されました。ギャンが目を覚ました時には、既にそこは中国で、ギャンは薬で眠らされたと疑いました。ギャンは毎日結婚することを泣き拒否したものの、中国人らは、結婚しないなら臓器として売ると脅迫しました。当時のことを振り返り、ギャンは二度と実の家族には会えないと述べています。

ギャンは幸いにも、ギャンのことを哀れに感じたベトナムの青年によって救出されました。青年は、自身のバイクを売却し、釈放と引き換えに誘拐犯に金品を渡すことでギャンを救出しました。ギャンが救出された時には、誘拐されてから、既に5年が経過していました。

ベトナム人の女性が連れ去られるもう一つの理由、中国の一人っ子政策

この二人の少女は、故郷に戻ることができたものの、被害者の多くは未だに中国の奥地に閉じ込められているでしょう。中国は、男女不均衡、文化的圧力、ベトナムよりも裕福という点から、ベトナムの女性を花嫁とするために、強硬な手段を取る者がいます。

中国政府は、1979年から一人っ子政策を進めた結果、男性の人口が女性よりも多いという不均衡になりました。ベトナムのような近隣諸国に女性を求めた結果、このような問題が生じています。

ベトナムへ戻ってから、周囲の偏見との戦い

ハノイを拠点とする慈善団体Blue Dragon Children’s Foundationの創設者、Michael Brosowski氏は、被害者の救済活動をしています。

被害者の多くは、つらい経験に加えて、コミュニティからの偏見と戦わなければいけません。犠牲者は既に大きな肉体的および精神的苦痛に耐えてきました。しかし、犠牲者が自身の家族のもとに戻っても、彼女の汚名のため、歓迎されないことさえあります。

コミュニティの一部の人は、犠牲者は自ら自身を売ったと考えているものがいます。中国から自分の家に戻ることが出来たリンも、リンの周りの人は、リンが自分から選んで中国に行ったと考える人がいます。リンの今の問題は、どのように偏見と戦い、生きる上で次に何をすべきかということです。





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